気管支喘息とは、発作的にヒューヒューという喘鳴を繰り返す病気です。

特に、2歳未満の場合、喘鳴が3回以上認めた場合、“乳児喘息”と診断します。その場合は、ウィルス感染(RSウィルスやヒトメタニューモウィルスなど)により喘鳴を伴うことがほとんどです。また、この時期の喘鳴には心臓疾患や喉頭・気管軟化症、胃食道逆流症などが隠れていることもありますので、正確な診断と処置が必要です。繰り返す場合や喘鳴が1回でも重篤な場合は、乳児喘息と診断します。


3歳以上のお子さまで喘鳴を認めた場合はほとんどが気管支喘息です

呼吸機能検査やβ刺激剤吸入による反応など診る必要もあります。いわゆる、小児喘息と言われるものです。

これには体質的なもの(親が喘息や花粉症など)と環境的なもの(ハウスダストやダニなど)の両方が関係しています。体質改善は難しいですが、環境要因は家の効率的かつ効果的な掃除で改善が見込めます。